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与党セヌリ党  新代表に黃祐呂氏選出

ニュース2012-05-15

与党セヌリ党は、15日、全党大会を開き、党の院内代表として活動した経験を持ち、有力な大統領候補とされている朴槿恵(パク・グンヘ)氏に近い当選5回の黃祐呂(ファン・ウヨ)議員を任期2年の新しい党代表に選びました。
セヌリ党の全党大会は、京畿道(キョンギド)高陽(ゴヤン)市の総合展示場、KINTEXで開かれ、党の執行部を決める投票が行われました。
投票は、会場に集まった代議員およそ1万人を対象にした1人1票ずつの投票と14日に行われた党員20万人と若年層の市民1万人による投票、そして市民3000人を対象にした世論調査の結果を、7対3の割合で計算して、最高得票者を党代表に、2位から4位までの得票者と女性1人を党の最高委員に選ぶ方法で行われました。
黃祐呂代表は、有効投票3万5184票のうち3万27票を獲得し、2位の李恵薫議員(47)に大差をつけて新しい党代表に選ばれました。
黃祐呂代表は、今年64歳、判事出身の仁川(インチョン)市ヨンス区選出の当選5回議員で、李会昌選挙対策委員会議長の秘書室長を経て、セヌリ党の前身のハンナラ党の事務総長と院内代表を務めていました。
また党の最高委員に、2位となって自力で当選した女性の李恵薫議員(47)、沈在哲議員(54)、朴槿恵氏に近い鄭宇澤前議員(59)と兪奇濬議員(53)が選ばれました。
これで、党の意思決定に関わる代表と最高委員あわせて5人のうち、4人が朴槿恵氏と近いとされ、年末の大統領選挙を目指す朴槿恵元代表にとってよい布陣となりました。
親パク・クネ系とされる議員にセヌリ党は、これをもってここ5か月間、党を率いてきた臨時の指導部である非常対策委員会を解散し、12月の大統領選挙に向けた準備に取り掛かる予定です。

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