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統一相「北韓の偵察衛星打ち上げに遅れの理由はロシアの技術支援」

ニュース2023-11-07
統一相「北韓の偵察衛星打ち上げに遅れの理由はロシアの技術支援」

北韓が10月に行うと予告していた軍事偵察衛星の3回目の打ち上げが行われなかったことについて、金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官は、ロシアからの技術支援が背景にあるという見方を示しました。

北韓はことし5月と8月、北西部の西海(ソヘ)衛星発射場から軍事偵察衛星の打ち上げを試みましたが失敗し、10月中に3回目の打ち上げを行うと発表していました。しかし、10月中の打ち上げは行われませんでした。

これについて、金長官は6日、「ロシアから技術支援を受けていることと関連しているようだ」と述べました。

ことし9月、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長はロシアを訪問してプーチン大統領と首脳会談を行っていて、軍事偵察衛星の打ち上げに関するアドバイスをもらったものとみられ、それを反映させるために時間がかかっている可能性があります。

金長官は、3回目の打ち上げの時期については「判断が難しい。様々な状況を踏まえると、技術的な補完が完了すれば打ち上げる可能性が非常に高い」という見方を示しました。

これに先立って、韓国軍の合同参謀本部は6日午前、北韓が「ミサイル工業節」の記念日に制定した11月18日に軍事偵察衛星の3回目の打ち上げを強行する可能性を注視していると明らかにしました。

北韓の朝鮮中央通信は前日、国会に当たる最高人民会議の常任委員会常務会議で、去年、ICBM=大陸間弾道ミサイル「火星(ファソン)17」の試験発射が行われた11月18日が「ミサイル工業節」の記念日に制定されたと報じています。

[Photo : YONHAP News]

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