韓国と日本、それにアメリカの3か国が、北韓のミサイルに対する警報情報をリアルタイムで共有するためのシステムが、今月中に完成するもようです。  
 
北韓の核とミサイルの脅威に対応するため、韓日米の首脳は、去年11月に、3か国が共同で警報システムを立ち上げることで合意しています。
 
政府の消息筋が7日に伝えたところによりますと、「韓日米3か国の警報情報をリアルタイムで共有するシステムの構築は、今月中に終わる予定で、国防当局が、完成に向けた日程を調整している」ということです。
 
システムの完成については、韓日米3か国の国防関係者が共同声明の形で発表するものとみられています。
 
また、韓国とアメリカの安保協議に出席するため、今月13日にオースティン国防長官が韓国を訪れることから、この会議の前に、韓日米3か国の国防相が会談する方向で調整が進んでいるということです。
 
新たなシステムは、これまで韓米、日米の2国間で行われていた情報共有を、3か国間の共有システムに発展させることが目的です。
 
政府の消息筋は、新システムが構築されれば、日本は、北韓がミサイルを発射したあと、ミサイルが上昇している段階での情報力を強化でき、韓国は、ミサイルの着弾に関する情報や東海（トンヘ）上のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルへの対応力を高めることができると説明しています。

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