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「北韓の新型中距弾道ミサイルは周辺地域からの韓国防衛の阻止が狙い」韓国軍

ニュース2023-11-16
「北韓の新型中距弾道ミサイルは周辺地域からの韓国防衛の阻止が狙い」韓国軍

北韓が燃焼実験に成功したと発表した新型の弾道ミサイルが中距離ミサイルであることについて、韓国軍は、「韓半島有事の際に、韓国を周辺地域から後方支援するアメリカや国連軍司令部の戦力を攻撃するための能力の確保が狙いだ」と分析しました。  
 
朝鮮中央通信は15日、新型の中距離弾道ミサイルに使用する高出力の固体燃料式のエンジンについて、今月11日に1段目、14日に2段目の燃焼実験を行って、成功したと報じています。
 
韓国軍の合同参謀本部の関係者は定例の会見で、「北韓は、発射までの準備時間が短く、作戦の運用に有利な固体燃料式の新型のミサイルについて、短距離のものに加え、長距離の大陸間弾道ミサイル『火星18』を開発している。今回の実験は、中距離の弾道ミサイルについても固体燃料式の新型を開発するための第一歩であり、韓半島だけでなく、世界の平和と安定を深刻に脅かすものだ」と批判しました。
 
また、「固体燃料式の中距離弾道ミサイルの開発は、その射程距離を考えると、有事の際に、グアム島や日本に駐留するアメリカ軍基地や国連軍司令部の後方基地への攻撃能力と、アメリカと国連軍司令部が追加で韓半島周辺に展開する戦力を攻撃する能力を確保するための措置とみられる。今後、発射実験を行う可能性が高い」という見方を示しました。

[Photo : KBS News]

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