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韓国軍が元日に砲射撃訓練 南北ともに強硬姿勢で緊張高まる

ニュース2024-01-02
韓国軍が元日に砲射撃訓練 南北ともに強硬姿勢で緊張高まる

韓国軍は、元日に、自走砲「K-9」などを動員した射撃訓練を行いました。南北がともに、「挑発に対する徹底的な報復」を強調していて、年初から緊張が高まっています。 
 
韓国軍は1日、江原道(カンウォンド)鉄原(チョロン)の射撃場で、自走砲「K-9」など18門を使った射撃訓練を行いました。

訓練には将兵330人が参加しました。

訓練を行った第3師団、通称「白骨師団」は、1973年に北韓の奇襲に対する報復として、北韓軍の見張り所を攻撃し、破壊した部隊で、脱北者の証言によりますと、北韓軍が最も恐れる部隊だということです。
 
一方、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、先月31日に平壌で開かれた新年を迎えるための記念式典に、娘のジュエ氏とともに参加しました。
 
この場で、金委員長は北韓軍の主要な指揮官らに対し、「いつでも武力衝突が起こりうるということを既定の事実として認識する必要がある」と述べました。
 
金委員長は、朝鮮労働党の重要政策を決める中央委員会総会の最終日となった先月30日にも、韓国を「和解と統一の相手と考えるべきではない」と強調しています。

金委員長は、韓国政府の対北韓政策は、常に北韓政権の崩壊と、韓国が北韓を吸収する形での統一を掲げているとして非難しました。
 
また、核武力の強化を2024年の国防分野における課題としたほか、軍事偵察衛星3基を追加で打ち上げる計画も明らかにしました。

[Photo : YONHAP News]

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