KBSでテロ対策訓練 北韓による襲撃を想定
韓国軍とアメリカ軍による合同軍事演習に合わせて、韓国軍は、公共放送局、KBSで北韓によるテロが発生したという想定で、これを制圧する訓練を行いました。
訓練は、4日に始まった韓米合同軍事演習「フリーダムシールド」の一環として行われている陸軍の野外機動訓練の一つで、陸軍兵士のほか、警察や消防など360人余りが参加しました。
KBSは、有事や自然災害が発生した場合に緊急報道を担う、国の基幹放送局として指定されています。
今回の訓練は、KBSが位置する汝矣島(ヨイド)の地下で、テロリストが、電気、通信、水道、ガスなどのインフラを集中管理する施設を爆破したうえで、地下からKBSに侵入し人質を取るという想定で行われ、軍と警察は、テロを制圧する手順を確認しながら訓練を行いました。
また、別なシナリオでは、北韓のテロリストがKBSの上空で飛ばしたドローンを、韓国軍の特殊部隊が、砲撃と通信を妨害するシステムで無力化する訓練を行いました。
韓国軍は、「北韓によるテロが発生した場合、すべての力を集めて制圧作戦を早期に終結させ、挑発した敵に対しては厳しい代価を払わせる」と強調しました。
[Photo : YONHAP News]